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越境ECを始めるために利用したいASPサービス4選


立地という概念を超越して、日本全国が商圏範囲となるネットショップも、ついに国を超えて海外を相手に物販を行う時代に突入した。Eコマース(電子商取引)が誕生して20年そこそこ。ウェブの世界は本当に進歩が早い。

海外のお客様を相手にネット通販することを越境ECと呼ぶ。主なお客様となるのはアメリカと中国が大半で、ヨーロッパや東南アジアの方もちょくちょくといったところ。

しかし海外に向けて販売するということは、言語はもちろんのこと通貨だって違うし、配送だって国内向けの料金設定とは異なったシステムが必要になる。つまり国内で利用することが前提の従来のECサイトでは、海外向けの販売はできない。

これから越境ECを始めようという方に、海外販売向けのASPサービスをご紹介していこう。

 

Jugem Cart

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http://ja.jugemcart.com/

GMOペパボが運営するJugem Cart。越境ECが話題になり始めたころからサービスを展開しており、何度もバージョンアップを繰り返していることからユーザー満足度も徐々に向上している。複数の通貨に対応していることや、5GBまで無料でサーバー容量を使うことができたりと、機能面では申し分ない。

 

初期費用が一切かからないのでお試しスタートも可能

Jugem Cartの利用は、初期費用が一切発生しない。以前は月額10ドルのシステム利用料が必要だったが、現在では固定の月額費用が発生しないかわりに、売上金額の10%がシステム利用料として徴収される仕組みになっている。

とは言え、お客様が現れるまでは一切費用面でのリスクがないのは嬉しい。大規模な予算を投じて越境ECを始める前に、まずは自社で展開する商品について需要があるのか、外国人の反応を見てみたいときにも使える。

 

カラーミーショップとの連携

Jugem Cartを提供しているGMOペパボ社といえば、国内向けECサービスで利用者の多いカラーミーショップを展開している会社。そのためカラーミーショップ内で販売している商品との連携が可能だ。

カラーミーショップ内の管理画面から商品情報をCSVで一括ダウンロードして、Jugem Cartに一括アップロードする。商品説明文章の翻訳は必要になるが、在庫の管理まで連携して行ってくれる。

カラーミーショップユーザーなら是非利用したいサービスだ。

 

Live Commerce

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http://www.live-commerce.com/

Live Commerceも越境ECの黎明期からサービスを展開しているASP。
2012年には40億だった流通総額が2015年には120億円に達していることから、非常に伸びているサービスである。本格的に海外向け通販をしていきたいなら検討したいサービスの一つ。

もしLive Commerceの導入を検討するなら、30日間無料体験版が用意されているので、まずは体験版で感覚をつかんでほしい。

 

共有ドメイン使用でシステム利用料が安くなる

Live Commerceの利用はいくつかのプランが用意されている。

共有ドメイン(○○○.onlinestores.jp)を利用するプランは初期費用が3,000円、月額利用料が500円とかなりお値打ちだ。一方独自ドメインを使うなら初期費用が34,769円、月額利用料が各プランによって4,572円~28,381円とお高くなる。

なぜ独自ドメインにするだけでこんなにも料金の差が発生するのかは不明だが、共有ドメインでもディスク容量・月間転送量ともに3GBのため、ドメインについてこだわらなければ共有ドメインのプランを選択したほうが圧倒的にお得に使える。

 

プラグインでショップオーナーのやりたいことを実現

Live Commerceは基本的なシステムに、プラグインを追加していくことでショップオーナーのやりたいことを実現してくれる。以下は無料で利用できるプラグインの一覧。

  • メルマガ配信
  • 配送フォロー(ステップ)メール
  • SEO対策
  • スマートフォン対応
  • 注文者国旗表示
  • ダウンロード販売
  • サイト表示高速化
  • クール便対応
  • ポイント対応
  • EMS国際配送見積表示機能
  • 開店ウィザード
  • プラグインアップデート
  • 注文データ一括更新
  • バックアップ
  • 商品オプション一括登録
  • 商品画像一括登録
  • メンテナンスモード
  • クイック編集 
  • 機械翻訳(Google翻訳)
  • 商品オプション在庫管理
  • Googleコンバージョンタグ
  • GoogleコンバージョンタグEコマース版
  • Googleアナリティクス
  • 標準配送
  • 佐川急便
  • ヤマト運輸
  • 日本郵便(EMS国際配送)
  • PayPal(カード決済)
  • 日本郵便(eパケット)
  • 海外通販サイト向け – 免税計算プラグイン
  • ロケーションズ – 海外発送|発送代行出荷依頼CSV作成プラグイン
  • ヤマト運輸 国際宅急便
  • クロネコWEBコレクト(クレジットカード決済)

いかがだろう、これらすべての機能を無料で使うことができるのだ。
Live Commerceの機能がいかに充実しているかが分かる。

 

FutureShop2 OVERSEAS

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http://overseas.future-shop.jp/

もともとは国内向けに展開しているFutureShop2だが、海外販売向けASPとして、2014年6月にFutureShop2 OVERSEASがリリースされた。英語と中国語(繁体字)に対応しているので、越境ECのメインターゲットとなるアメリカと中国のお客様にはしっかりとリーチできる。

初期費用と月額費用については3つの利用プランによってそれぞれ異なる。初期費用は25,000円~50,000円。月額費用については28,000円~53,000円と少々お高め。

 

CMS(wordpress)を利用できる

FutureShop2 OVERSEASの評価できる点と言えば、ネットショップのドメイン直下にCMS(wordpress)を配置することで、メディア型ECの展開ができることだ。

ネットショップにとって集客は誰しもが頭を悩ませる問題なので、CMSを利用できるというのは嬉しいサービスである。
ショップのお客様は日本に興味がある外国人であることが想定できるため、商品についての説明だけでなく、日本についての豆知識などもメディア上で発信していくことも、集客や顧客満足度を上げる施策となるかもしれない。

 

aishipR

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http://www.aiship.jp/crossborder-ec/

この記事を公開した2016年3月時点ではまだ正式サービスが提供されていないのだが、国内向けにEコマースのASPとして展開しているaishipRも、2016年夏頃に越境EC専用のシステムを提供する予定だ。

一通り海外通販に必要なシステムはそろっているようだが、システムの利用料金についてはまだ未公開となっている。

 

レスポンシブデザインのECサイトに

aishipRの最大の特徴は、レスポンシブデザインのECサイトを構築できること。

レスポンシブデザインとは、PCでの表示だけでなくタブレットやスマホなどのモバイル端末での画面表示も考慮したデザインのこと。どんな端末でも画面幅に合わせて表示を最適化してくれる。

従来のネットショップはPCでの表示を前提に作られていたため、スマフォでの表示は文字が小さくなってしまったり横スクロールが発生したりと使いづらくなる。しかしモバイル端末の普及とともに、ネット通販もスマホで操作するユーザーも多くなったため、モバイル端末での使いやすさは無視できなくなってきた。

そのため現在ではECサイトでもモバイル端末での表示を優先する”モバイルファースト“という考え方が浸透し始めている。PCではなくスマホでお買い物をするユーザーにとっては、スマホ画面に最適化されたECサイトの方が使い勝手がよくなり、コンバージョン率も高められる。

モバイルファーストについては「ECサイトもモバイルファーストの対応を意識する時代に」を参考にしてほしい。

 

おわりに 今後はさらに魅力的なサービスが増えてくる

越境ECを始めるなら、現在はJugem CartかLive Commerceのどちらかを選択することが多い。

初期費用が無料でカラーミーショップとも連携できるJugem Cartで、まずはお試し感覚で始めて、売れ行きが好調ならLive Commerceを利用したり、一からオリジナルのシステムを製作会社に発注してもよいだろう。もちろんJugem Cartがシステム的に劣るわけではないので、そのままJugem Cartを継続利用してもよい。
※制作会社に依頼する場合はカートシステムが特殊なため、100万円以上の製作費になることを想定しておこう。

2020年には市場規模が4.1兆円にまで拡大すると言われている越境ECは、今後さらに盛り上がっていくだろう。それに伴い新たなサービスを展開する事業者が増えてくることも予想される。どのサービスを利用するかは、しっかりとサービスの質を見極めて、自社のショップでやりたいことが実現できるのかを見極めていこう。

これから越境ECを始めようという方は、ショップシステムだけでなく商習慣の違いについても理解しておく必要がある。商習慣の違いについては「越境ECを始める前に覚えておきたい日本の商習慣との7つの違い」の記事も参考にしてほしい。

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