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商品撮影前に覚えておきたい基本的なカメラ用語11選


ECサイトに掲載する商品写真の撮影を任せられているスタッフの方は、お使いのカメラのことをどれだけ理解しているだろうか? カメラもハイテク化が進んでいるため、フォーカスを合わせてシャッターボタンを押すだけの単純なものではない。

とは言ってもオート機能を利用すれば、何も考えなくてもある程度のクオリティの写真には仕上がるが、カメラの機能を知った上で撮影に望むのとでは、細かい部分で差が出てくる。

今回は基本となるカメラ用語についてご説明していくので、商品撮影時のヒントとなれば幸いだ。

 

3大基本用語

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まずは絶対に知っておくべき3つの基本用語から。
「ISO感度」「シャッタースピード」「F値(絞り)」…これらは光を上手に利用して、魅力的な写真にするためには必要不可欠な機能である。

 

ISO感度

アイエスオー感度やイソ感度とローマ字読みすることもあるISO感度。光の取り込める量を表す感度のことであり、ISO感度が高ければ高いほど写真も明るくなる。

撮影日の天候が悪く、室内が暗くなってしまった場合は、ISO感度を高くすることで足りない光量を補うことができるが、ISO感度が高くなるとノイズも増えてしまい、画質が悪くなる。

できることならISO感度は高くすることなく、照明器具を利用することをおすすめする。

 

シャッタースピード

シャッターボタンを押してから撮影が終わるまでの時間をシャッタースピードという。スマートフォンカメラではシャッタースピードを切り替えることができないが、一眼レフであればこうした調整も可能である。

水の流れや高速道路など動きのある対象を撮影するときには、シャッタースピードを速くすることで、その瞬間を切り取ったような写真が撮影できる。噴水なら水しぶきの一粒一粒が鮮明に映し出されるイメージ。イメージとしては下図を参照。

シャッタースピード早い

対してシャッタースピードを遅くすることで、ぼんやりと流れるような写真になる。イメージとしては下図を参照。

シャッタースピード遅い

ただしシャッタースピードが遅くなればなるほど手振れの影響も大きくなるため、三脚など固定できる器具を用意しておくとよい。

止まっている対象を撮ることが多い商品写真の撮影では、それほど意識する必要はないかもしれない。

 

F値(絞り)

絞りが小さいとレンズを通る光の量も多くなり、絞りが大きいと光の量が少なくなる。「F1.4」とか「F4」と表記されることが一般的。
※F値のFは焦点を意味する「focal」のこと

また絞りを小さくすることで背景をぼかして撮影できるため、商品が浮き出ているような感じになり魅力的な写真になる。実際の例は下図を見てほしい。

絞り

接写する際にはF値を意識するとよい。

 

その他のカメラ用語

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さらに覚えておきたい用語の説明…

 

ホワイトバランス

白色の画用紙があったとして、太陽光の下で見るのと蛍光灯の下で見るのでは、同じ白でも微妙に異なった色に(太陽の光は赤っぽく、蛍光灯の光では青っぽく)なる。それを同じ白に調整する機能がホワイトバランス。

ホワイトバランスの調整では、赤みとその対極にある青みを増すことができる(青くなりがちの写真は赤みを増して調整する)。

商品撮影におけるホワイトバランスの使い方としては、食材関係やほっこりしたイメージを与えたい商品なら赤みを増していくとよい。逆にクールな感じの仕上がりにしたいなら青みを増すなど、状況に応じて使い分けていこう。

 

AF

AFとはオートフォーカス(Auto Focus)の略。
AF機能を利用することで自動でピントを合わせてくれるので、カメラの使い方に慣れていない初心者の方にとっては是非利用したい機能だ。

一眼レフやデジカメだけでなく、スマートフォンのカメラにもAF機能は搭載されている。

 

MF

MFとはマニュアルフォーカス(Manual Focus)の略。

AFとは違いシャッタースピードや絞り調整など細かい部分まで設定できるため、撮影にこだわりたい上級者はMFを利用することが多い。

 

画素数

デジカメがどんどん進化を遂げていた時代、性能の良さを示す一つの指標として、この画素数がよく使われていた。
画素数が多ければ多いほど、より滑らかで自然な写真が撮れるのだが、今の時代にははっきり言ってそこまで意識する必要はない。

どのデジカメも最低でも200万画素が一般的になっており、それだけあれば十分きれいな仕上がりになる。これが1000万画素になろうが、よっぽど細部をトリミングして拡大したり、壁一面に引き延ばして印刷するのではない限り、パソコンのモニター上に表示する程度ならたいして変わりない。

 

黒つぶれ

画像の一部が暗すぎて、黒一色になってしまう現象。光の量が足りていないと黒つぶれを起こしやすくなる。光量を調節したり、前述した「ISO感度」「シャッタースピード」「F値(絞り)」の3点を意識することで黒つぶれを防ぐことができる。

 

白とび

黒つぶれとは逆に、光の量が多すぎて白くぼんやりとしてしまう現象。せっかくの商品イメージが全体的にぼやけた印象になってしまう。照明器具を使って光量や光の向きを調整するとよい。

また黒つぶれや白とびは、撮影後に画像加工して補正するという手もある。画像加工ソフトについては「商品写真の加工に使える無料画像加工ソフト7選」を参考にしてほしい。

 

ノイズ

ノイズとは不要な情報のことであり、写真画像で言うなら表面の”ざらつき”のことである。商品写真にノイズが多分に含まれてしまうと、商品自体の質も悪いように感じてしまう。

ISO感度を高くしたり、シャッタースピードを遅くすることでノイズが混じりやすくなる。

 

RAW画像

RAW画像とは写真の”生データ”と理解してほしい。フィルムカメラなら現像前のネガの状態といったところ。

一般的には画像データというとJPEGファイルが有名だが、イメージとしてはROW画像が元になってJPEG画像が作られていると考えてもらいたい。

JPEGファイルと比較して容量が大きいという特徴がある。

 

おわりに 専門用語を知っておくと話がスムーズに

もし商品撮影を外部業者に委託するなら、こうした専門用語を知っておくだけでも打ち合わせがスムーズになる。また自身で撮影する際にも、今回ご紹介したような機能を試してみると表現できる幅が広がるかもしれない。

商品写真はネットショップの肝となるの要素なので、これから商品撮影を行う場合は、以下に紹介する記事も参考にしてほしい。

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【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

国内向け通販事業、海外向け越境ECを経験して培った知識を活かし、ネットショップ事業者向けに売上げを伸ばすための提案を行っている。特に好きなのは、伸びしろのあるECサイトの販売戦略を考えていくこと。

当ECメディアに掲載している数々の記事が、全国のショップオーナー様のためになれば幸いです。大切にしていることは「売れないショップはない」です。

 

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