店長ブログを有益コンテンツへ

ただの店長ブログも切り口を変えれば良質コンテンツに変化する


ネットショップ内のメニューで店長ブログや社長ブログのようなものをよく見かけないだろうか。今回はそうした極めて個人のプライベートについて言及されたブログは、集客や販促のために効果が薄いという話。

店長の日常を紹介したり人生哲学を語ったりと、個人ブログのような内容になっているものも、少し切り口を変えてあげることで、ユーザーにとって有益な良質コンテンツへと変化させることができる。もし集客や販促のためにブログを書いているのなら、ブログに向き合う姿勢を考え直してみよう。

 

ユーザーは個人ブログには興味がない

ユーザーは個人ブログには興味がない

まず第一に理解すべきことは、ネットショップにやって来るユーザーの大半は、店長やスタッフの日常になんか興味がないということ。そのブログを楽しみにして訪問してくれるユーザーは、身内、知人・友人ぐらいだろう。身内、知人・友人のためになるのなら…と考えているかもしれないが、身内や友人ならわざわざブログなど書かなくても、必要なときがくればショップを利用してくれるものである。

もしあなたが今晩のおかずを求めにスーパーにお買い物に行ったとして、そのスーパーの店長の「こないだの休日は川で釣りをしてきました」とか「昨晩は行列のできるラーメン屋さんに行ってきました」という話を聞きたいだろうか? おそらく多くの人はそんな話には興味がないと思う。

ましてやネットショップの場合は、スーパーなどの実店舗のように、店舗内をフラフラしているわけではない。ネットショッピングするユーザーは、店舗間での商品比較やお買い得商品探しなどで忙しくしており、どうでもよい話にまで目を通している暇はない。

 

有名人の場合は別

ただしテレビにも出演するような、世間的に知名度の高い有名人の場合は別だ。有名人にもなると自分の存在自体を集客ツールとして利用できるため、個人ブログであっても、そこから十分に集客ができる。

その手法を、知名度もない一個人が真似をしてはいけないという話。有名人は羨ましいなと感じるかもしれないが、有名人になることは売れるショップをつくることより難しい。下手なことを考えずに、コツコツと集客について向き合っていこう。

 

個人ブログは人的リソースの無駄遣い

ネットショップの賑わいを演出するつもりでスタッフブログを始めたのかもしれないが、もしその内容が日記のような記事になっているのだとしたら、それは貴重な人的コストを無駄にしているとしか言いようがない。

ただでさえ忙しいネットショップの運営であるにもかかわらず、集客の役にも立たない日記ブログに時間を費やしていては、非常にもったいない。そうしたブログを書く時間をとるぐらいなら、イベント企画の立案やデザイン改修などのクリエイティブな時間に当てた方がよいだろう。

 

日記記事を有益なコンテンツに変えるポイント

日記記事を有益なコンテンツに変えるポイント

それではどうしたら個人ブログを有益なコンテンツに変えられるのか…だが、それには下記でご説明するポイントを大事にしてほしい。

 

自分の経験を教えることを意識する

ユーザーが有益である情報と認識するのは、何か困りごとや調べ物に対する答えを見つけられたときである。

例えばカフェ巡りが趣味の店長の場合、サイト内のブログには「昨日は都内にある純喫茶に行ってきました。雰囲気も素敵で、コーヒーも美味しかったです。」といった内容を書いたとする。これがいわゆる日記ブログというやつだ。

こうした情報を良質コンテンツに変えるには「カフェ巡りが趣味の店主が教える、都内の雰囲気が素敵なカフェ10選」というタイトルで、店主おすすめのカフェをその特徴や住所付きで紹介してはいかがだろう。都内でお洒落なカフェを探しているユーザーにとっては、ためになる記事になる。

自分が持っている知識や体験したことを、ノウハウとして他人に分かりやすく教えてあげる。という意識を持つようにしたい。

 

SNSの拡散も期待できる

こうした記事を読み、ためになったと感じたユーザーは、他の人にも教えてあげようと思い、SNSでシェアやツイートなどの拡散行為をとってくれるかもしれない。誰かも分からない人間のカフェに行った感想記事よりも、シェアしたくなる気持ちになるのは間違いない。

さらに拡散が拡散を呼び、爆発的なトラフィックを生めば、普段は縁のないユーザーにもリーチすることができ、その中から定期購読者が生まれる可能性だってある。

 

店舗のコンセプトにマッチした内容にする

集客やブランディングなどを考慮したコンテンツ制作を行っていくなら、ショップのコンセプトにマッチした内容の記事を作っていくことを心がけてほしい。

例えばドリップコーヒーを専門に販売しているネットショップにもかかわらず「おすすめの映画ベスト10」のようなコンテンツを配信してはいけないということ。

これは「メディア運用はPV至上主義ではなく成果を意識しよう」でも説明しているのだが、どれだけユーザーにヒットするコンテンツを生み出したとしても、ネットショップのブログという意味合いで考えるなら、その先にあるコンバージョンにつなげられなければ意味がない。

先のコーヒーショップの例で言うなら、どうしても映画について紹介したい場合は「昼下がりのコーヒーブレイク時に楽しみたい短編映画ベスト10」としておくと、店主の趣味である映画と、仕事であるコーヒーをくっつけることができる。そしてこの記事を読んだユーザーは「実際にコーヒーを用意して映画を楽しもう」という思考に至るかもしれない。

 

商品紹介だけのブログはNG

店長ブログをネットショップの売上げにつなげるために、ECサイトの商品ページに記載しているような、商品情報ばかりを記事として投稿する方もいるが、これはNG行為。

良質なコンテンツとは、あくまでユーザーのためを思って作られた記事である。商品紹介という行為はショップ側の思惑が前面に出てしまった記事であり、これは良質コンテンツとは言えない。人は宣伝を嫌うものであり、商品紹介ばかりされるブログなんて、よほどの熱狂的なファンでないかぎり、誰も配信を楽しみになんてしない。

商品紹介が悪いというわけではなく、商品紹介ばかりになってしまうブログは好感度も下がるため、控えたほうがよい。

 

ECサイトへの導線を意識する

自店で取扱いの商品について、使い方の提案やスタッフによるレビューなど、ちょっと違う視点から商品の魅力を伝える記事を作ったとする。それを読んだユーザーは、もっと商品について知りたいな…と思うことが予想される。

そうしたときは、同記事内に商品ページへのリンクを張っておくとよい。これはショップ側のエゴではなく、もっと知りたいなと思うユーザーのためを思った行為である。

ブログ記事はユーザーを楽しませるだけのものではなく、ブログを起点として売上げにつなげるための導線を張るにはどうすればよいのかを考える。これもただの店長ブログを有益なものにするポイントである。

実際のECサイトへの導線の張り方は、下記の記事を参考にしてほしい。

 

おわりに 店長ブログを改革して有益なコンテンツに

商業用のブログであるなら、成果を出すことが第一である。今まで日記記事のような内容を綴ってきたスタッフ・店長・社長ブログは、惰性で続けるのではなく、そのブログから生み出すものはあるのか、ないのかを判断して、本当にユーザーが求めるコンテンツを提供できるように改革を行っていこう。

良質なコンテンツの生み出し方は、以下の二つの記事も是非参考にしてほしい。

 

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【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

国内向け通販事業、海外向け越境ECを経験して培った知識を活かし、ネットショップ事業者向けに売上げを伸ばすための提案を行っている。特に好きなのは、伸びしろのあるECサイトの販売戦略を考えていくこと。

当ECメディアに掲載している数々の記事が、全国のショップオーナー様のためになれば幸いです。大切にしていることは「売れないショップはない」です。

 

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