シズル感を演出して購買意欲を高めよ

グルメ系ネットショップはシズル感の演出で購買意欲を高めよ


野菜や肉などの食材から、チーズや缶詰などの加工食品まで、食品を取り扱うグルメ系ネットショップの数は多い。やはり衣・食・住にまつわる商材はネット通販でもよく売れるのは確かだ。

そしてグルメ系ネットショップを運営していくためには、”シズル感”を意識したショップにできるかどうかが、売れるショップになれるかの重要な要素となる。一般の人には聞きなれない言葉かもしれないが、このシズル感を追及すればするほど、お客様の購買意欲を高めることができる。

 

シズル感とは?

シズル感とは?

まずは初めてこの言葉を耳にする人も多いだろう”シズル感”という意味の説明から。

シズル感とはもともと広告業界で使用されていた業界用語であり、簡単に説明するなら、食材を「おいしそう」と思わせるための表現方法のこと。シズル感を強調することで、それを見る者の食欲をかき立てることができる。

例えば1kgの牛肉の宣伝用写真を撮影するにも、ただただ生肉を飾り立てることなく見せるよりも、煙を立ち上らせながら鉄板の上で焼かれているシーンの方が食欲をかき立てないだろうか。さらにその状況に「ジュージュー」という音も聞こえてきたら、よりシズル感が強くなると表現できる。

 

ネットショップではシズル感を売る

ネットショップでのお買い物は、購入する商品をその目で見ることもできなければ、触ることもできない。だからショップ側は商品写真を掲載して、商品の説明文章を記載するわけだが、それでもすべてをお伝えできるわけでもなく、ある程度は消費者が想像を働かせることが必要になる。

そしてグルメ系の商材は、そのまま利用するわけではなく、多くの場合は調理して使用することになる。だから消費者は商材そのものよりも、調理した後のことを想像しながらお買い物をする。シズル感はその消費者の想像を手助けするために必要な要素なのだ。

ネットショップの商品紹介に、商品説明と併せて調理後の美味しそうな写真が載っていたら、お客様の購買意欲も高くなる。だから商品を売るということよりも、シズル感を売るという意識を持つことを心がけてほしい。

 

シズル感を強調した写真を撮るには

シズル感を強調した写真を撮るには

シズル感の概要とその効果についてご理解いただいたところで、シズル感を強調した写真を撮るためのテクニックをいくつかご説明していこう。

 

調理中の様子を撮影する

皆さんも調理中のジュージューという音や、キッチンから香り立つにおいを感じて「お腹が減ったなぁ」と感じることはないだろうか。なぜかつまみ食いが美味しく感じられるのも不思議だ。

特に火を使って調理をすることの多い食材は、調理中の様子を載せると、魅力度がさらに増す。もともと青や紫などの寒色系の色は食欲を減退させる効果があるため、暖色系の炎の色は食欲を増進させてくれるのだ。

 

食事シーンを撮影する

調理シーンだけでなく、食事シーンもシズル感を演出するのに役立つカットだ。家族そろって食卓を囲んでいる光景、ご褒美タイムとして一人で味わうデザートの時間など、食材に合わせてどのようなシーンを選ぶのかチョイスしよう。

こうしたシーンはまさに商品のベネフィットを伝えるのに有効だ。その商品を購入した先に、どんな体験があるのかを想像させてあげるのは、コンバージョン率を高めるにも有効なテクニックの一つ。

 

フルーツはカットした断面を見せる

フルーツはカットした断面を見せることで、よりみずみずしさが感じられ、シズル感が増す。みずみずしさということでは、トマトのような食材でも断面を見せるとよい。夏場はバックを氷にすると涼しげで、より魅力的なカットとなる。

またスイカのような食材は、ただ半分にカットするだけでなく、半月状にカットすることで、実際に食べるシチュエーションをイメージしやすくなり、お客様の購買意欲を刺激することができる。

 

自然光を利用する

ネットショップ運営において商材写真を撮影するには、照明を用意するのが鉄則だが、食材系の商材に限っては、照明ではなく自然光を利用するようにしてほしい。人工的な光を当ててしまうと、どうしてもおいしさが薄れてしまう。食材を魅力的に見せるのはやはり太陽の光が一番だ。

だから商材写真を撮影する際には、撮影日の天候にも気を使わないといけない。とびっきり天気がよく、太陽が最も輝いている時間を狙って撮影を行おう。

 

どうしても電球を使う場合は白よりオレンジの光を

どうしても電球を使用しなければならない場合は、白色系の電球よりも、オレンジっぽい光の電球を使用するようにしてほしい。この理由も先に説明した暖色系の色が料理を美味しく見せ、食欲を増進させるという原理からきている。

レストランではコンビニエンスストアとは違い、白色系の電球ではなくオレンジ色の柔らかい光が使用されているのもこのためである。

 

小物にこだわる

小物を用意することも、シズル感を演出する上で重要になってくる。例えば調理後の様子を撮影する場合、どんなお皿に料理を盛り付けるかで、その印象は全く変わってくる。ガラスの器にするのか、陶器の器にするのか、木の器にするのか、どのような印象を与えたいかによって、使い分けていこう。

また背景についてもおろそかにしてはいけない。例えば農家からの産地直送野菜のような商品であれば、バックを畑にして、採れたてを調理しているようなシーンだと食欲をそそることができる。また室内での撮影だとしても、季節感を感じられるようなアイテムが写り込んでいると、よりイメージしやすくなる。

 

ソースを垂らす

当記事のトップ画像にも使用しているが、ソースを垂らしてみると、フレッシュさや躍動感が伝わり、何とも言えない感じでシズル感が表現できる。野菜サラダにドレッシングかける映像は、テレビコマーシャルでもよく使用される手法。

シロップやドレッシングなど、垂らせるものがあれば是非利用してみよう。

 

温度を表現する

写真から温度が伝わるということは非常に大事。やはり温かい料理は熱々のまま食べたいし、冷たい料理もぬるくなってしまえば魅力も半減してしまう。

熱々スープやホカホカご飯などは、器から立ち上る湯気を上手に表現できれば、より魅力的な画像となる。テクニックの一つとして、背景を黒にすると、より湯気が強調されることを覚えておこう。また冷えたビールなどを撮影する場合は、グラスに水滴が付いていると、キンキンに冷えている感が伝えられる。

湯気や水滴といった細かい部分も気を抜くことなく、写し込んでいく努力をしよう。

 

画面いっぱいに撮影する

普段ならこのようなアングルで撮影することはないが、画面いっぱいに商品を撮影することでも、シズル感を演出できる。使用するカメラも接写用のレンズにすることで、より美しく撮影できる。

ドアップで食材を写すことで、普段では気付かないような発見が生まれる。例えば炊き立てのお米をアップで撮影すれば、お米が一粒一粒立っているのが伝わるだろうし、白米が輝いていることにも気づくはずだ。

そのほかにも食材のジューシー感を見せたり、滑らかさを表現するのに、画面いっぱいに撮影するという構図は効果的だ。

 

画像処理でシズル感を演出する

画像処理でシズル感を演出する

あくまでやり過ぎない程度にではあるが、画像加工ソフトを使って、シズル感を演出するのも一つの手だ。全体を暖色系の色味に加工したり、湯気を表現することだって画像加工ソフトを利用すればできてしまう。

特にバナー画像やサイトトップのイメージ画像など、ユーザーの注目を引き付けるために用意する画像は、画像加工でより魅力的な写真に仕上げておきたい。

画像加工ソフトについては、プロ御用達のAdobeのPhotoshop(フォトショップ)が最も有名だが、使用するには結構な費用が発生する。無料ソフトで応用する場合は、こちらの「商品写真の加工に使える無料画像加工ソフト7選」の記事で紹介しているソフトを利用してみよう。

 

おわりに グルメ系ネットショップはシズル感が売上げに左右する

グルメ系のネットショップでは、商品写真のシズル感が非常に重要だ。本来は素敵な商品だとしても、シズル感がうまいこと表現されていなければ、売上げも思うように伸びてくれない。食品・食材系のECサイト運営者は、シズル感を意識するようにしよう。

またグルメ系ネットショップを運営する上でその他に気を付けることについては、こちらの「食品・食材を扱うECサイトで使える売上を上げるための施策」で説明しているので、是非参考にしてほしい。

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