ネットショップのデザイン

おしゃれだけではない!ネットショップで考えるべきデザインとは


ネットショップを構築するときには、どんな雰囲気のショップにしようかなぁ…と、サイトデザインについても考えなくてはならない。実店舗だと店内の内装や什器にあたる部分。

デザインについてはとにかく「おしゃれなサイトにしたい」というような声を聞くことが多々あるが、はっきり言っておくと、おしゃれさだけけに気を取られていてはいけない。デザインは商品を売っていくための要素としても、非常に重要な役割を果たしている。今回はおしゃれさだけを気にするのではなく、売れるネットショップのデザインを考える上で必要な5つの要素について、ご説明していく。

 

商品の検索のしやすさ

商品の検索のしやすさ

ネットショップは実店舗と比較して、お目当ての商品を探しやすいという利点がある。それにもかかわらず、いつまでたってもお目当ての商品が見つからないネットショップは、デザイン的に見直しの必要があると言える。

 

カテゴリーを整理する

商品数が多くなればなるほど、特定の商品を見つけづらくなるため、カテゴリーを整理するとよい。それぞれの商品ジャンルごとにカテゴライズして、商品を探しやすくしよう。例えば和食器を扱っているネットショップの場合なら、飯碗、汁椀、丼ぶり、箸などのようにジャンル分けしておく。

もし商品数が数百点、数千点にもなるようであれば、大カテゴリ・中カテゴリ・小カテゴリのように、カテゴリーを細分化していくことで対応していく。

 

検索窓を用意する

家電製品のように型番のある商品や、コカ・コーラのように知名度の高い商品を取り扱っているショップの場合は、任意の文字列で商品検索できる機能を付けておくと、使いやすいショップとなる。検索をかけることで一発で目的の商品にたどり着くことができれば、ユーザーの離脱を防止することにもつながる。

 

特集ページを用意する

母の日やクリスマスなどのイベントが近くなれば、ネットショップに来店するお客様は、そのイベントにまつわる商品を探している場合が多い。だからイベントごとに特集ページを用意しておくことも、商品が探しやすくなるという点で効果的。

例えば母の日なら、花やアクセサリーなどの女性受けしそうなアイテムを集めた特集ページを用意する。そして特集ページに遷移しやすいように、バナーを作成してサイドバーやトップページに貼り付けておくとよい。

 

商品についての理解のしやすさ

商品についての理解のしやすさ

商品についての理解のしやすさは、商品説明文章や写真の構図でも工夫が求められるが、デザイン的要素を工夫することでも、より伝わりやすい商品ページとすることができる。

 

文字は読みやすいのか

せっかく時間をかけて商品説明を書いたとしても、その文字が読みにくいものになっていては非常にもったいない。文字の読みやすさはフォントの種類・フォントサイズ・文字色・段落が影響してくる。

 

フォントの種類

サイトコンセプトに合わせておしゃれなフォントを使いたくなる気持ちは分かるが、商品説明の文章には、シンプルで読みやすいフォントを使うようにしよう。メイリオやMSゴシック系、ヒラギノ角ゴなどがおすすすめ。どうしても特殊なフォントを使いたい場合は、見出しのみや画像内のみなど、使用する場所を限定するようにしてほしい。

 

フォントサイズ

フォントサイズもあまりに小さすぎると読みにくなる。ただし無条件に大きくすればよいわけではなく、お客様となるターゲット層に合わせたサイズにするのが望ましい。

ちなみに当サイトのフォントサイズは15pxである。もしネットショップの利用者に高齢者が多ければ少し大きめの16pxや18pxを設定するとよいだろう。

 

文字色

文字の色は黒色という認識を持っておられる方が多いが、それは間違いである。ウェブサイトの場合、白背景に真っ黒の文字を並べると、目が疲れやすく、読みにくくなってしまう。若干文字色をグレーにしておくと、読みやすくなるので覚えておこう。

 

段落

適度に段落を用意するのも、読みやすい文章にするためのポイントの一つ。だいたい3行~4行ぐらい続いたら、段落を変える目安だと思ってもらっていい。

 

画像のサイズは小さすぎないか

商品の魅力を視覚的に伝える商品写真だが、気にかけるのは撮影時だけではない。どんなに最高のアングルで撮影できたとしても、ウェブに掲載する画像サイズが小さすぎると、詳細を確認しづらくなる。商品詳細が確認できないとコンバージョン率に影響するので、できるだけ大きなサイズの商品画像を掲載しておくことが理想である。

 

クリックで大きくなる仕組み

どうしても商品写真のサイズを大きくしてしまうと、全体のバランスが崩れてしまうので避けたいという方は、商品写真をクリックすることで拡大表示される仕組みにしておくとよい。その他にもマウスポイントを乗せることで虫眼鏡のように拡大表示したりと、プログラム的な技術は必要になるが、商品の詳細を確認できる仕組みを用意しておきたい。

 

コンセプトや世界観を表現する

コンセプトや世界観を表現する

冒頭ではサイトデザインの基本は、おしゃれさだけを求めるものではないと説明したが、おしゃれなアイテムを販売しているなら、それなりにおしゃれな雰囲気にするのは間違いではない。(あくまで当記事で伝えたいことは、その他にも重要な要素があるということ)

ショップコンセプトやブランドの世界観をビジュアルで表現するというのは、デザイン的にも重要な要素。特に中小規模のネットショップでは、熱狂的なファンを多く抱えることが、経営を安定させる意味でも大事になってくる。極端な話をするなら、10人中8人に好感をもたれなくても、2人に「この店の雰囲気が好き」と言ってもらえれば成功なのである。

もちろん個性を追求しすぎて使い勝手が悪くなってしまってはいけないが、できるだけパッと見て「このサイトなんか好きかも…」と思ってもらえるぐらいまで、コンセプトや世界観をデザインで主張しておきたい。

 

ロゴとカラーとフォント

ショップロゴとメインカラー、それからフォントの種類は、ネットショップの世界観を決めていく上で、その役割は大きい。フォントについては先程シンプルで読みやすいものが良いと述べたが、文章以外の見出しや画像内であれば、特殊なフォントを使うのも悪くはない。

これら3要素については「ネットショップの世界観を印象付ける3つのデザイン要素」にて詳しく説明しているので、参考にしてほしい。

 

動線を意識する

動線を意識する

実店舗でも什器の配置や商品の並びを工夫することで、お客様が入店してからレジに向かうまでの動線を考え込んでいる。いかにお客様がスムーズに購入までの流れを踏めるのかというのは、ネットショップであっても必要な考えである。

カラム数の話になるが、ネットショップは2カラムを採用していることが多く、左側に商品カテゴリなどのサイドバー、右側にメインコンテンツとなる商品説明というレイアウトになっているのが一般的だ。

これはウェブ上のコンテンツを認識するときに、人の目線がZ字に動くことを考慮して、あえてこうしたレイアウトにしているのである。商品カテゴリが一番最初に目に入れば、「他にもなにか面白そうなものがあるかも…」とページ回遊率を高めることができ、ショッピング自体を楽しむことができる。ただし商品数が少ない場合は、商品自体に集中してもらうため、1カラムにしたり、右側に商品カテゴリを持ってくるなどの施策が必要となる。

お客様が自店のネットショップに来店して、何を感じながら、次にどのページに遷移したくなるのかなど、お客様目線で考えていくと新しい発見も見つかる。そうした発見をもとに、ショップレイアウト組み替えていきながら、効率の良いショップを目指していこう。

 

システムとしての使いやすさ

システムとしての使いやすさ

実店舗ならお店や商品のことで分からないことがあれば、近くにいるスタッフに質問することができる。しかしネットショップの場合は、問い合わせのための連絡先の記載はあるものの、お客様の横でスタッフが待機していることはない。だからこそ分かりやすい・使いやすいショップにデザインしておくことが求められる。

ネットショップの使い勝手については「お客様が使いやすいネットショップにするための8つの施策」でも詳しく説明しているので、参考にしてほしい。

 

初めて利用するユーザーでも迷わないような設計

ショップオーナーはいつも自店のネットショップを見ているので分からないことなどないだろうが、初めてそのショップを利用するユーザーにとっては分からないことだらけである。送料はいくらかかるのか、ギフト対応が可能なのかどうかなど…こうしたことをすぐに知ることができたら、初訪問ユーザーにとっては使い勝手のよいショップとなる。

新規顧客への対策については「ショップ概要ページを利用して初訪問ユーザーの不安を解消しよう」の記事を参考にしてほしい。

 

直感で分かることがベスト

カテゴリー欄にはカテゴリー名称の横にアイコンをおいたり、利用可能なクレジットカードの種類についてはイラストを用いることで、パッと見ただけで文字を読み込まなくても伝わる。直感で物事を把握できるようなデザインはなかなか思いつくものではないが、こうした細かい仕組みを多用することで、グッと使い勝手の良いサイトになるものである。

デザインの力でユーザーを迷わせることのない、悩ませることのないサイトに仕上げていこう。

 

おわりに ネットショップのデザイン要素はビジュアルだけではない

ネットショップのデザイン要素とは、必ずしもビジュアル的な面だけではなく、使い勝手という面も大事なのである。お客様の好きな雰囲気をかもし出しながら、使い勝手もよく、初めて利用したとしてもストレスを感じさせないショップは、秀逸なデザインによって成り立っていると言える。

既にネットショップを運営中の事業者は、見た目だけを重要視しすぎて、その他のデザイン要素がおろそかになっていないかなど、再度お客様目線でショップを見つめ直す機会をつくってはいかがだろうか。

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【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

国内向け通販事業、海外向け越境ECを経験して培った知識を活かし、ネットショップ事業者向けに売上げを伸ばすための提案を行っている。特に好きなのは、伸びしろのあるECサイトの販売戦略を考えていくこと。

当ECメディアに掲載している数々の記事が、全国のショップオーナー様のためになれば幸いです。大切にしていることは「売れないショップはない」です。

 

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