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ショップロゴを外注する際に意識する作業指示のポイント


ECサイトの世界観を表現するのに重要な役割を担っているロゴマーク。「無料でショップのロゴを作成するための方法と6つのサービス」で紹介しているように、自作することもできるが、やはりプロのデザイナーに依頼すると、質の高いロゴが完成する。

ただしロゴのような抽象的なものを発注する場合は、その作業指示が難しい。形あるものであればイメージも伝えやすいが、ロゴはショップオーナーの想いやECサイトのコンセプトを具現化する必要があるため、外注するときには作業指示の的確さが重要になる。

しっかりと作業指示を行わないと、イメージとはかけ離れたものが出来上がってしまったり、せっかく作ってもらったもののやり直し指示をだしたりと、下手をすればトラブルに発展する可能性もある。ということで、ショップロゴの制作を委託する場合に気を付けたい作業指示のポイントについてご説明していく。

 

大枠のイメージを決める

大枠のイメージ

まずは文字ベースのロゴにするのか、アイコンベースのロゴにするのかといった、大枠のイメージを決めていこう。以下で挙げるポイントを参考にしてほしい。

 

文字ベース

文字ベースのロゴとすることで、ショップ名の認知には効果的だ。

ただし一口に文字と言っても、どのようなフォントにするのかで全くイメージは変わってくる。
ゴシック系のような角張ったフォントなら活力や勢いを表現できるし、丸みを帯びたフォントなら柔らかいイメージとなる。そして明朝体のようなフォントであれば洗練さや格式を表現できる。また筆文字風にすることで、和ものを扱っているショップとの親和性も高くなる。

 

頭文字をロゴに

ショップ名の頭文字だけを拾ってロゴにする手法もある。頭文字だけにすることで、インパクトが強くなる。

実際の企業ならマクドナルドのロゴマーク。黄色にMの文字を見たら、ついついマクドナルドを連想してしまわないだろうか。刷り込み効果を狙ったアピールに使える。

 

モノグラム

モノグラムとは、二つ以上の文字を重ね合わせて作られた記号のこと。ルイ・ヴィトンのLとVを組み合わせたものや、ニューヨークヤンキースのNとYを組み合わせたものが有名だ。

文字の組み合わせ次第では独特な形になるため、ショップの個性が生まれる。

 

キャラクター

キャラクターがモチーフになったロゴマークも存在する。ポップな印象となり、愛着を持たれやすくなる。特に近年ではゆるキャラが浸透しているので、有名ではないキャラクターでも特に違和感もない。キャラクター自体はショップオーナーが考案して、それをデザイナーにデフォルメしてもらってもよいだろう。

実際の企業の例で言うと、宅急便でおなじみのヤマト運輸はクロネコをキャラクター化しているし、スターバックスはギリシャ神話の人魚をモチーフにしている。

 

シンボル系

ネットショップで取り扱っている商材をロゴマークのシンボルとすることで、パッと見でも何を取り扱っているECサイトなのか判断することができる。もし産地直送でカニを販売しているサイトなら、カニをシンボルとすることで、ユーザーもこのサイトではカニを購入できるのだと一瞬で理解できる。

専門性に特化したネットショップほど扱いやすいテーマだ。

 

抽象的な要素で表現

丸や三角などの記号や曲線などのラインといった簡単な要素で、抽象的なロゴマークを表現することもある。ただしあまりにも抽象的なものになってしまうと、何を伝えたいのかがぼんやりしてしまうので要注意。

非常に難易度の高いロゴの一種なので、自作するには向いていないかもしれない。それに大きなテーマ性のあるプロジェクトに使用するのは効果的かもしれないが、ECサイトの利用には弊社としてもおすすめしていない。

 

詳細なイメージを決めていく

詳細イメージ

大枠のイメージを決めたら、もう少し詳細なイメージを決めていく。この部分を細かく指示していくことで、より的確な指示となる。
そのため「こんなことまで説明しなくてもよいかな…」と思わずに、頭に思い浮かんだことは事細かに伝えるようにしてほしい。「きっと相手も分かってくれるだろう」という思考は厳禁だ。

ポイントしては以下に挙げる内容を決めていこう。

  • シンプルな形状なのか、複雑な形状なのか
  • 単色にするのか、カラフルにするのか
  • 誠実さを優先するのか、遊び心を取り入れるのか
  • 都会的にするのか、牧歌的にするのか
  • シャープにするのか、丸みを持たせるのか
  • 古風にするのか、先進的にするのか
  • 力強くするのか、繊細な感じにするのか
  • 高級感を表現するのか、チープなイメージを持たせるのか
  • 機械的にするのか、アナログ的にするのか
  • 暗めにするのか、明るいイメージにするのか

あくまで抽象的なもののため、伝えたいことを言葉にするのは難しいかもしれないが、自由な表現でもよいので仕上がりのイメージを文字にして伝えるようにしよう。

 

メインカラーを決める

メインカラー

メインカラーはそのロゴを印象付ける上で重要な役割を持つ。もし健康食品を取り扱うネットショップで、ロゴの色が毒々しい紫色だったら、なんとなく嫌な感じがしないだろうか。色は人の心理を操作することができる。

一般的な色の印象は以下の通り。右側のカッコ内には相性の良い商材を例として挙げているが、あくまでも一例なので参考程度に受け止めてほしい。

  • 赤: 活発的で情熱的(食品関係)
  • 白: 清潔感(石鹸などのスキンケア商品)
  • 黒: 高級感やアンダーグランド(高単価商品やマニアックアイテム)
  • 青: 誠実や清涼感(電子機器やマリンアイテム)
  • 緑: エコロジー(観葉植物やヘルスケア商品)
  • 黄: 明るさや幸福(開運アイテム)

色が持つイメージの詳細については「サイトのメインカラーを決める際に役立つ色の印象について」の記事も参考にしてほしい。

またカラフルな色合いにするなら、サブカラーについても決めておくとよい。

 

商標登録をするかどうか

商標登録

制作を依頼したロゴマークを商標登録するかどうかも伝えておこう。せっかく作ってもらったロゴを特許庁に商標登録しようとしても、既に似たようなデザインのロゴが登録されていると、登録を拒否されてしまうケースがある。

もしロゴが完成して、さまざまなパッケージに印刷した後に商標登録できないことが分かれば、費用的にもロスが大きくなってしまう。別途費用は発生するだろうが、商標登録を見越しておくなら、だいたいのデザインが出来上がった時点で、既に似たようなロゴが登録されていないか調査してもらうようにしよう。

 

納品時の仕様について

仕様決定

仕様について事前に取り決めをしておかないと、納品後にトラブルになりやすい。「そんな要望は聞いていなかった」と言われると反論しづらくなるので、しっかりと仕様を決めておこう。

 

サイズ

納品時の画像サイズを決めておかないと、思ったよりも小さいサイズで納品され、拡大したらぼやけてしまった…ということにもなりかねない。サイト上のどこに設置するのかを決めておき、それに見合ったサイズで依頼するようにしたい。

できればサイト改修時にも同デザインを使い回せるように、ある程度大きめのサイズをオーダーしておくとよい。

 

ファイル形式

デザイナーにロゴ作成を依頼すると、納品時のファイルは「.jpeg」や「.png」といったものではなく、「.ai」や「.eps」といった形式で納品されることがある。もちろん事前に説明はあると思うが、発注者としてはファイル形式についても意識しておこう。

「.ai」はillustrator(イラストレーター)と呼ばれるグラフィックデザインの専用ソフトで使用できるファイル形式。illustratorをインストールしていないPCでは中身を確認することができない。

もし可能なら今後のことも考えて、さまざまなファイル形式のデータを納品してもらうとよい。

 

クラウドソーシングを利用してみよう

クラウドソーシング

デザイン事務所やウェブ制作会社にロゴの制作を依頼するのもよいが、現在ではクラウドソーシングという便利なサービスもある。クラウドソーシングを利用することで、比較的安価にロゴ制作できるので、そうしたサービスを利用するのも一つの手だ。

またクラウドソーシング大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」では、コンペ形式でロゴ作成の依頼をすることができる。クラウドワークスを例にすると「20,000円、35,000円、50,000円、80,000円(任意の金額も可)」という料金プランの中から一つを選択して、コンペ形式で提案者を募ることができる。すると多数の提案者からいくつもロゴ案が送られてくるので、その中から最も気に入った案を選び、最初に決めた金額を支払う仕組み。

選択肢がいくつもできるため、さまざまなデザイン案を横に並べて選考できるのが嬉しい。

 

おわりに ロゴはショップの世界観を形成する

たかがロゴだからと言って手を抜いてはいけない。「ネットショップの世界観を印象付ける3つのデザイン要素」の記事でも説明しているが、ロゴはショップの世界観やコンセプトを端的に伝えるための素材である。

ショップの世界観がユーザーにフィットすれば、長きにわたって利用いただけるショップにもなる。もしデザインが苦手でロゴを自作するのが億劫なら、プロに依頼して質の高いものを用意しよう。

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