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売る物がなければデータやスキルを商材として販売しよう


ネットショップというと販売する商材は形ある”物”という考え方が一般的だが、世の中全体の商売を見渡すと、形ある物だけでなく、サービスを提供している企業もたくさんある。これだけネット通販が一般的になったのだから、そろそろサービスを商材として売り出してもよいのではないだろうか。

自分のスキルや得意なことを販売する、これもネット通販の新しい形になっていくことだろう。

 

データやスキルを販売するということ

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もし販売者が消費者にとって価値あるものを提供できるならば、データやスキルをネット上で販売するということは、全く変なことではない。消費者がお金を出すことに価値があると思えば、商売として成り立つのだ。

 

スキルがあれば誰でも販売者になれる

絵を書くのが得意とか、字をきれいに書けるなど、誰にでも人よりも得意なものはあると思う。そこをもう少し極めてスキルと呼べるまでに昇華させていけば、誰でも販売主となることができる。

それに現在はBASEのような無料でネットショップを開業できるサービスもあるため、初期費用もそこまで発生しない。イーコマース(電子商取引)という分野を利用すれば、どこかの企業に属してマネージメントを受ける必要もなく、スキル一本で勝負していくことができる。

 

データ販売は利益率がよい

近年ではスマートフォンで操作する携帯ゲームが流行しているが、あれもデータ販売の一つである。そしてデータを販売するということは、売れれば売れるほど利益率は大きくなる。

その理由はデータは形ある”物”とは違い、もう一つ同じものを用意するには複製すればよいだけだから。労力を必要とすることなく、クリック一つで同じものを作ることができる。(最初の一つを作るまでが大変ではあるが…)

そのため売れれば売れるほど原価率(製作にかかった人的コスト)は低くなる仕組みになる。

 

販売データ・スキルの一例

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データやスキルといっても、どのようなものがあるのだろうか…その一例をご紹介していく。

 

音楽データ

音楽センスがあるならば、音楽データをネット販売するのもよい。

歌手を夢見るアーティストの卵の場合、従来であれば自分で録音したデモテープをレコード会社に送って歌手デビューを果たしていたかもしれないが、ネット通販を利用すれば自分自身で大衆に向けて自主製作音楽を販売できる。
それもCDにして販売する必要もなく、データとしてそのまま配布すればコスト的にも安くなる。

また作曲が得意なら、作曲サービス自体を売りにできる。例えば15秒のショートミュージックなら2000円~など、ユーザーとしてはネットショップで音楽を買うというよりも、”作曲してもらう権利を買う”というイメージに近い。

 

似顔絵

絵を描くのが上手なら似顔絵制作サービスを商品として展開してみよう。購入者から写真を送付してもらい、仕上げた似顔絵とともに返送する。結婚式を華やかにする新郎新婦の似顔絵や、両親の還暦祝いの品など、似顔絵は記念日やレセプションなどで需要がある。

そして色紙に絵を描く以外にも、デジタルデータで提供するという手もある。デジタルデータにすることで、SNS用のアイコンなど利用する用途の幅が広がる。

 

文書執筆代行

字をきれいに書けるのなら、手紙やハガキなどの文書を代理執筆するサービスを提供できる。500文字までなら1000円、1000文字までなら2000円など、文字数を目安にしてパッケージ販売する。

これだけデジタル機器が発達した現代においても、手書きが必要となる場面は存在する。美しい文字で書かれた手紙は、受け取り側の印象も良くなる。字は体を表すという言葉もあるぐらいだ。

 

プログラム・システム開発

システム開発の技術を持っているのなら、プログラミング力を売りに出そう。クライアントの依頼通りにウェブサイトを構築したり、既存のシステムに対してカスタマイズを行ったりする。
料金体系は修正コードの範囲で決めておく。もしくは時間給という売り出し方でもよいかもしれない。

またテンプレートとなるようなシステムを開発して販売するというのも、買い手が多ければ多いほど儲かる仕組みになる。

 

写真データ

世の中には無料で使えるフリー画像が数多く出回っているが、無料だけに他のサイトやサービスと被ってしまうことがある。そのためフリー素材は独自性に欠けてしまい、有料のフォトストックサービスを利用する業者も多い。

これと同じ考えで、写真を撮るのが得意ならば、自身で撮影した写真のデジタルデータを販売していく。利用用途としては、ウェブサイト用の素材や、商品パッケージなどがある。

 

実際にサービスを販売しているネットショップ

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それでは、実際にスキルやサービスを販売してるネットショップを紹介していく。

 

衝撃サービスのおっさんレンタル

http://ossanrental.thebase.in/

おっさんを1時間1000円でレンタルできるという、衝撃的過ぎるサービスを展開しているおっさんレンタル。

どこに需要があるの? と思ってしまうが、売り出し中のおっさんがどんどん増えていることや、数々のメディアで紹介されていることから、購入者も相当いるのではないだろうか。

おっさんの使い方は自由で、一緒にご飯を食べたり、悩みを聞いてもらったり、叱ってもらったり…おっさんが必要になったときには是非ご利用ください。

 

コンサルサービスのヒキコモリズムストア

http://usedshoes.fashionstore.jp/

BASEを利用してコンサルティングサービスを提供しているヒキコモリズムストア。

プロブロガーのヒキコモリズム井上さんが展開するネットショップで、ブログ運営についての指南を受けられる通販サービス。井上さん自体も試験的に販売を開始していると思われるが、こうした取り組みができるのも、新しい通販システムの形。

 

イラストデータを販売するmoi

http://moidesign.thebase.in/

歯にまつわるイラストデータを販売しているmoi。歯科業界に10年以上携わってきたという女性が二人組が展開しているショップ。販売実績は定かではないが、LINEスタンプと同じようにユーザーが欲しいと思えるようなイラストを展開できれば、必ず購入者は現れるだろう。

ネットショップ側の販売努力としては、そのイラストをどのようなシチュエーションで使っていくと効果的なのか、利用シーンの提案をもう少し突き詰めて説明していかなければならない。

 

おわりに 今後はスキル・データ販売が加速

これからの時代はますますデジタルデータやスキルを販売するショップが多くなっていくことが予想される。
昔は「月に100万円稼げる情報販売します」のような胡散臭い情報商材も多かったが、ユーザーもネット通販に対して理解を持ち始めた現在においては、そうした詐欺まがいの販売も少なくなっていくことだろう。

もし商材が見つからないという場合は、自分自身の得意なことを今一度見直して、商売として成り立つものを生み出せるかどうかを検証してみよう。

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【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

国内向け通販事業、海外向け越境ECを経験して培った知識を活かし、ネットショップ事業者向けに売上げを伸ばすための提案を行っている。特に好きなのは、伸びしろのあるECサイトの販売戦略を考えていくこと。

当ECメディアに掲載している数々の記事が、全国のショップオーナー様のためになれば幸いです。大切にしていることは「売れないショップはない」です。

 

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