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インスタグラムを集客ツールとして利用するECサイト急増中


ECサイトもメディア運用を通して集客をするようになった時代、SNSを利用したソーシャルメディア展開は欠かせない。FacebookやTwitterを個人で利用している方も多いだろう。

FacebookやTwitterについては下記の記事を参考にしてほしい。

だが近年Instagram(インスタグラム)というSNSが盛り上がりを見せており、ネットショップの販促ツールの一つとしてインスタグラムを利用するショップが増えてきた。そしてその集客力の高さにも注目が集まっている。

 

インスタグラムとは

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インスタグラムとはなに? という方に、まずはインスタグラムの説明から。
インスタグラムを一言で説明するなら「写真共有ソフト」である。Twitterがつぶやきを共有するのであれば、インスタグラムは写真を共有するのである。

自分の撮った写真をアップして、仲間内で共有しあう。人の撮った写真をみて何が楽しいの? と思う方もいるかもしれないが、あくまで閲覧できるのは自分がフォローしているユーザーの写真のみ。

好きな芸能人だったり、自分が興味ある対象であれば、プライベートをのぞき見している感覚だったり、Facebookと同じように裏の裏を知ることができて楽しめる。ただそれが画像なだけだ。

 

撮影から投稿までワンストップ

インスタグラムの優れている点として、撮影から加工、投稿までを一つのアプリ内で完結して行えることだ。カメラアプリで撮影して、画像処理アプリで加工して、インスタグラムにアップロードして、という手間が分かれることがないので、非常に使いやすい。

さらにFacebookやTwitterなどの他SNSツールとの連携も可能で、わざわざ同じ写真を別SNSで再度投稿する手間も省ける。

 

アプリ内で画像加工を行える

アプリ内には標準で加工機能が付いているのだが、この加工処理こそがインスタグラムらしさを演出している。

ワンタッチで写真にエフェクトをかけることができ、インスタントカメラ風にしたり、トイカメラのような仕上がりになったりと、ブランド広告に使われそうな洒落た写真にすることができる。

 

若い利用者層

若者のFacebook離れが進んでいることが話題になっているが、それとは対照的にインスタグラムの利用者層は若い。35歳までのユーザーが8割を占めるという。

若者を中心として利用者が増えている理由としては、すぐ後にもご紹介するが、モバイル端末で使うことを想定している点や、ビジュアルコミュニケーションに特化しているという点がある。

 

インスタグラムが伸びている理由

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インスタグラムの利用者数は急激に伸びており、2014年の12月には月間アクティブユーザー数が3億人を突破したとの発表があった。これは同年に発表のTwitterの月間アクティブユーザー数2億8400万人を超える数字であり、インスタグラムがTwitterを超えたと言ってもよいだろう。

インスタグラムがなぜここまで支持されるのかは、以下に挙げる理由が大きい。

 

ビジュアルコミュニケーションの時代

近年コミュニケーションの方法が文字から画像へ変わりつつある。写真や映像を中心としたビジュアルコミュニケーションが多くなってきている。そのビジュアルコミュニケーションが優れている点としては以下の通りだ。

 

物を伝えるときの気軽さ

例えば街中で面白いものを見つけた場合、それを言葉や文字にして伝えるよりも、手持ちのスマートフォンで写真を撮って送った方が簡単に、そして的確に伝えることができる。スマートフォンの画面に写る情報だとしても、スクリーンショットで対応できてしまう。

ピッと撮ってパッと送る。これが今の時代のコミュニケーションだ。

 

情報の読み取りやすさ

SNSの登場で世の中には情報が溢れすぎている。絶え間なく流れてくる友人や知人の投稿全てを読んでいては、それだけで一日が終わってしまう。

しかし全てを画像で情報を伝えることができれば、文字を読むという手間を省くことができ、圧倒的に短い時間での情報伝達が可能になる。

正確には画像一枚で文字と同じ量の情報を伝えることができないが、SNSの投稿であれば、全てを事細かく伝える必要はなく、なんとなく言いたいことや雰囲気が伝われば問題ないのである。

 

モバイルの時代

今まではインターネットといえばパソコンで調べ物や買い物をするときに利用するものだったが、スマートフォンの登場で、人々のインターネット環境は劇的に変化した。

スマートフォンやタブレット端末の普及が加速し、モバイルファーストという言葉も生まれた。
※「ECサイトもモバイルファーストの対応を意識する時代に」を参照

今やスマートフォンは私たちの生活にとってなくてはならない存在になっている。買い物も、調べ物も、暇つぶしもスマートフォン一つあれば済んでしまう。

そしてインスタグラムはモバイル端末で利用することを前提として開発されたSNSだ。モバイルが主流になった時代にインスタグラムが受け入れられるのも納得できる。

 

言葉の壁を超えられる

画像や映像は言葉を必要としないツールのため、言葉の壁も超えられる。

英語の分からない日本人であっても、海外の歌手や俳優をフォローしても英語の分かる人間と同じように楽しむことができる。(あえて言うなら生活習慣や国柄の違いで理解できないことはあるかもしれないが…)

 

販促ツールとしての使い方

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少々インスタグラムについての基本知識の説明が長くなってしまったが、インスタグラムがどういったタイプのSNSなのかはご理解いただけたことだろう。

それではこのインスタグラムをどのようにネットショップの集客・販促ツールとして利用していくかをご説明していきたい。

 

とにかくお洒落な写真をとる

インスタグラムを利用しているのは圧倒的に若年層が多い。その若年層の心に響かせるためには、お洒落であることが必要だ。
インスタグラムは画像加工を簡単に行えるため、構図やシチュエーションを意識することで、とびきりお洒落な写真を撮ることができる。

雑誌の中の素敵な写真をみて”いいな”と思うように、お洒落な写真を投稿すれば、この商品を手にすることで自分もこんなお洒落な暮らしができるのでは…と思ってもらえるだろう。

インスタグラムを利用して”憧れ”をつくるのだ。

 

ハッシュタグをつけて投稿

インスタグラムはハッシュタグを付けた投稿が可能だ。投稿した写真にハッシュタグをつけることで、投稿直後だけでなく、アプリ内の検索によってさらに多くの人と写真を共有することができる。

 

ハッシュタグとは

ハッシュタグとは、投降した写真に対して「#○○○」といった文字ベースの情報を与えること。
※必ず頭に♯(シャープ)を付ける必要がある。

もしレザーのバッグを販売しているショップであれば「#バッグ」「#ショルダーバッグ」「#レザーバッグ」「#牛革バッグ」といったように、ハッシュタグを付与した投稿をすることで、「バッグ」や「ショルダーバッグ」と検索したユーザーに写真をお届けできるのだ。

国内を商圏と設定しているネットショップであれば、日本語ハッシュタグを利用しよう。またハッシュタグは1枚の写真につき30個まで付けることができる。

 

トレンドを意識する

ハッシュタグを付ける場合には、ただ商品名や商材名を用いるだけではなく、トレンドを意識することも大切だ。

現在注目度が高まっているハッシュタグを狙うなら、以下のサイトでハッシュタグ急上昇ランキングを確認できる。

・Tokyo Trend Photo Pro
http://tokyotrend.photo/pro/

またジャパン・ハッシュタグ・プロジェクト(JHP)という、毎月提示される決まったテーマに沿って、ハッシュタグ付き投稿をする楽しみ方もある。この企画はInstagramの公式ジャパンアカウントによって行われており、数ある投稿の中から素敵な写真をピックアップしてくれるので、さらに多くのユーザーに写真をお届けできる機会となる。

テーマの一例としては「#JHPインドア派」「 #JHPハートアート」「#JHP贈る言葉」といったもの。

 

ショップの世界観を表現する

インスタグラムでは商品の紹介よりも、どちらかというとショップのコンセプトや世界観を表現するのに有効なツールだと言える。フォローしているユーザーとしても毎回のように商品写真が届くよりも、ショップやブランドの雰囲気を楽しみたい。

だからインスタグラムで商品を売るという、直接的な導線を張ろうとするのは間違った考え方だろう。インスタグラムを利用して、まずはショップやブランドの空気を好きになってもらう。その延長線上に商品の購入があるという考え方を持った方がよい。

決して商品情報を載せるなというわけではないが、商品情報だけではユーザーにとって面白味のない投稿になってしまうし、結果的に売上にもつながりにくくなる。

 

動画も使ってみよう

インスタグラムは写真だけでなく、なんと動画投稿まで行えるのだ。それも写真と同様、アプリ内で動画を撮影し加工までできてしまう。

動画の秒数は15秒と決まっているが、ワンカットだけでなく複数のカットを15秒以内でつなぎ合わせて再生することができるため、工夫次第ではこれまたお洒落な動画を作り上げることが可能だ。

動画は写真に比べて伝達できる情報量も多く、見る側としても文字ベースよりも気楽だ。動画はこれからのコミュニケーションツールの主流になっていくツールであろうから、うまく組み合わせてショップの集客や販促に役立てたい。

 

インスタグラムと相性のよい商品ジャンル

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インスタグラムは直感的に訴えられるツールのため、直感で購入するような商品を扱っているネットショップとは相性よく使える。逆にいうと、直感に訴えかける商品でない場合は、撮影する写真にもちょっとした”ひねり”が必要になる。

 

利用しやすい商品ジャンル

まずインスタグラムを上手に利用できる商品といえばアパレル関係だろう。洋服やファッション小物にアクセサリー、これらを購入するユーザーは直感で決めていることがほとんどだからだ。
モデルを用意して、お洒落な写真を撮ることで商品自体の魅力を訴求できる。

他にも雑貨関係を扱っているショップでも、北欧テイストや西海岸テイストなどショップ独自の空気を表現するのに適している。また独自のブランドを展開しているショップでも、その世界観を表現しながらファンを作りやすいツールになる。

 

利用しにくい商品ジャンル

同じファッションアイテムでも職人が精魂込めて作りあげたバッグや、工作用器具など、技術力や機能性を追及した商品を扱っているショップであれば、お洒落な写真だけでは物足りないので、工夫が必要だ。

もし高い技術力がウリなら、それを作っている職人や現場にフォーカスを当ててみてはどうだろうか。実際のものづくりの現場を見せることで、嘘偽りのないものづくりがされていることを感覚的に伝えられるだろう。

 

インスタグラムを利用しているネットショップの一例

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それでは最後にインスタグラムを上手に利用しているネットショップを少しだけご紹介していこう。

 

北欧暮らしの道具店

https://www.instagram.com/hokuoh_kurashi/

ネットショップをメディア化することで大成功を収めた代表例として挙げられることの多い北欧暮らしの道具店は、やはりインスタグラムの運用も上手だ。

ザーッとみるだけで北欧テイストを感じることができて、北欧好きにはたまらない。またスタッフがモデルとして登場したり、商品撮影時の様子が載っていたりと、どのような雰囲気の会社であるかが分かることも素晴らしい。

ネット通販はお客様と顔を合わせることがない分、信用が大事になる。大企業であれば話は別だが、中小規模のネットショップであればその信用を得るためにも、ソーシャルメディアを使って企業の空気感を表現するということも必要なのかもしれない。

 

土屋鞄製造所

https://www.instagram.com/tsuchiya_kaban/

ソーシャルメディアを利用した集客に定評のある土屋鞄製造所。

職人による手仕事で作られる鞄を販売しているのだが、レザーアイテムの利用シーンや、デザイン工程のスケッチ画、職人によるものづくりの一コマを発信しており、質の高さからデザイン性の高さまで伝わってくる。

写真を見ているだけで「いいな、欲しいな」とついつい思ってしまう。

 

おわりに インスタグラムはこれからの時代を担うツール

月間の利用者数がTwitterを抜いたとご説明したように、インスタグラムはこれからのビジュアルコミュニケーション時代を担うSNSツールになる。そしてネットショップの運営者としては、時代と共に変化していくトレンドをしっかりと押さえておくことが求められる。

実店舗と違いインターネットの世界は移り変わりが速い。だから新しいツールにも積極的に理解を深め、ショップの集客・販促用ツールとして利用していこう。

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【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

国内向け通販事業、海外向け越境ECを経験して培った知識を活かし、ネットショップ事業者向けに売上げを伸ばすための提案を行っている。特に好きなのは、伸びしろのあるECサイトの販売戦略を考えていくこと。

当ECメディアに掲載している数々の記事が、全国のショップオーナー様のためになれば幸いです。大切にしていることは「売れないショップはない」です。

 

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